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【知っておくと役立つ】ホームページ作成を依頼するまでに準備しておく3つこと

ホームページ制作ノウハウ

2019.10.20

最近では、フリーランスが増えてきたこともあり、ホームページ制作料金は幅広く数万円から請け負っている事業者もかなり多いです。

しかし、料金は安くなっているものの本当に成果につながるホームページを企画して作成してくれるのか?疑問に感じられているオーナー様も多いと思います。

ホームページを丸投げしてもしっかり制作をしてくれる事業者もありますが、金額によっては、テンプレートに基本情報を埋めていくだけで、納品ということもあり得ますので、ホームページ作成を依頼されるオーナー様が事前に準備しておくと円滑に進められるポイントを3つ紹介していきます。

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そもそも制作会社は何をしてくれるのか

ホームページ作成の工程で制作会社はそもそも何をしてくれるか?

初めて依頼されるオーナー様やリニューアルを検討されているオーナー様で不安に感じられることもあると思います。

価格帯やプランによってページ数やデザインのクオリティは異なりますが、大枠の流れは似通っています。

以下に一般的な流れを紹介します。

①ディレクション(打ち合わせ)

②戦略立案(ターゲット・キーワード選定等)

③サイト設計(情報設計・WEBライティング)

④サイトデザイン

⑤コーディング(プログラミング・サイト構築)

⑥サイト公開

基本的には上記の流れが一般的です。

しかし、当然ではありますが、制作料金によって①~⑤の流れで行われる仕事のクオリティには差があります。

特にこの中でも①~③の流れは、後々成果に大きな影響を及ぼし、②~③は、ホームページ運用で検証と改善をしていく要素となります。

ホームページ作成を丸投げするリスク

先述したとおり、ホームページ作成のおいて大体の流れは、どこの制作会社も同じようなステップを踏んでいます。しかしながら、ディレクション後の動きは、オーナー様からするとブラックボックスの部分です。実際にどのように各工程を進めているのか、しっかりやってくれているのか、制作料金が高ければ高いほど不安になることもあると思います。

ここでホームページ作成を業者に全て丸投げするリスクを5つ紹介します

ターゲットがずれてしまう

デザインを確認する時に「イメージと違う」といったことはよくあることです。上がってきたデザインをベースに調整を入れていくことはよくあることなので、大きな問題とはなりませんが、ここで重要なことは、オーナー様が好きなデザインではなく、ターゲットユーザーに好まれるようなデザインが作れるように打ち合わせをすることです。

つまり、デザインのイメージが違うと突きつけるのではなく、制作担当者と再度ターゲットについて話し合うことが必要です。

ターゲットユーザーの掘り下げ方については下記のコラムをご参考ください。

ここで、丸投げしてしまうと、仮にオーナー様が気に入るデザインが上がったとしても、ターゲットユーザーから好まれない、成果が期待できないホームページを運用することになってしまいます。

USPが掘り起こされていない

まず、USPについてですが、Unique Selling Proposition(ユニーク セリング プロポジション)の略で、「独自のセールスポイント」のことです。

ディレクション時には、制作担当者から「御社の強みは何ですか?」や「競合他社と比べた時に優位性は何ですか?」等といった質問をされると思います。例えば、エステサロンを経営されているオーナー様が、「うちの強みはきめ細かい丁寧な接客です」と答えたとします。

ディレクションはかなり限られた時間で行いますので、一般的な制作担当者は、きめ細かい丁寧な接客が強みであるとメモしてそのまま持ち帰りコンテンツに反映します。

しかし、本当にここのエステサロンのUSPはきめ細かい丁寧な接客なのでしょうか?

本当にこの強みでターゲットユーザーは惹きつけられるでしょうか?

もっと掘り起こす必要はないでしょうか?丸投げしてしまうとコンテンツのコアとなる要素がぼやけしまうリスクを含んでしまいます。

コピーライティングが曖昧な表現になってしまう

USPが掘り起こされていないとコピーライティングで表現できることが限られてしまい、プロのライターに依頼したとしても、どこのホームページにも記載されているような文章でとどまってしまう可能性があります。

綺麗な文章=ターゲットユーザーにとって魅力的な文章とは限りませんので、丸投げしてしまうと誰にも訴求できないコンテンツとなるリスクがあります。

 魅力的なコンテンツ設計がされない

正直なところ制作担当者が、オーナー様のビジネスに携わっている人間ではないので、1回のディレクションや調べたりするだけでは、必要な情報を全て収集できるだけではありません。そのため、丸投げしてしまうと簡単な事業紹介や会社紹介のようなサイトが納品されてしまいます。

このようなサイトでは、ターゲットユーザーにとって、当然競合他社と比べた時に魅力的なコンテンツには写りません。集客が見込めたユーザーも取りこぼしてしまう恐れがあります。

ユーザーから信頼を得られない素材を使用されてしまう

ホームページでは、できる限り素材サイトで販売されている写真ではなく、実際にカメラマンやオーナー様等が撮影された写真を使用することをおすすめしています。コンテンツの箇所によっては素材写真で補てんしても影響はありませんが、トップページのメインイメージをはじめとした目立つ箇所には実際に撮影した写真を使っていく方が、ユーザーから信頼を得られ、親近感も持っていただきやすくなります。

つまり、丸投げしてしまうと素材中心にコンテンツとなり、会社や店舗のことが分かりにくいサイトとなってしまうリスクがあります。

ホームページ制作を依頼する前に準備する3つのポイント

では、ホームページ制作を依頼するにあたって、最低限必要な準備事項を3つ紹介していきます。

USPの掘り起こし

創業するタイミングや新事業を展開するタイミングで、すでに3C分析や4P分析、SWOT分析等を行っているオーナー様もいらっしゃると思いますが、されていないオーナー様は、制作担当者へサービスの独自性や便益性等を正しく理解してもらうためにUSPを掘り起こして、フレームワーク等を活用して、可視化されておくと、共通言語となり、制作担当者とのすり違いが起こるリスクが軽減されます。

また、創業間もないタイミングで、USPの掘り起こしがまだできていない場合は、制作担当者と共に掘り起こしてもらえるよう、話してみてください。

ターゲットユーザーの洗い出し

ホームページでは、大手のように莫大な広告費をかけることができ、多くの人員をあたられる場合は、広く大勢のユーザーを集めることも可能ですが、限られたリソースの中では、ターゲットユーザーをかなり絞ったほうが、効率的に集客ができます。

「20代~40代の女性」よりは「20代の女性で独身、年収は400万円台、○○で悩んでいる」まで絞ってホームページのコンテンツを作成するほうが、より訴求力が高められます。

制作担当者は、ホームページ公開の2ヶ月から3ヶ月の間でオーナー様のターゲットユーザーを的確に見極めて制作を指揮することは難しいです。そのため、ある程度事前にターゲットの洗い出しをしておくと、制作担当者との齟齬を回避しながら制作を進められます。

また、創業間もなく、顧客数が少ない場合は、USPの掘り起こしをもとにターゲットユーザーを洗い出し、事業と共にターゲットユーザー及びコンテンツを調整してくといいでしょう。

競合他社の確認

事業を展開する上で、同エリアで競合他社(直接競合・間接競合)はどこか?どのようなサービスラインナップか?どのような顧客層を獲得している?等といった要素を分析しているかと思います。

一般的な制作担当者は、基本的にはそこまで丁寧に競合他社については分析しませんので、あらかじめ何社かピックアップしておくと競合他社のホームページを参考にしながら、差別化できるコンテンツ作成に役立ててくれます。

まとめ

今では、ホームページをはじめ、何かしらのインターネットを活用して集客している事業主がほとんどです。ですが、ホームページ制作会社の多くは、今まで通りの制作手順で、進めています。そのため、成果に繋がるホームページを作成するためには、ある程度オーナー様の介入も必要になる場合があります。

もちろん、時間が取れなくて業者に依頼しているので、ある程度丸投げしても成果に繋がるホームページを作成してくれることが前提ではありますが、制作担当者は納品スピードを一番に求められることも事実です。そのため、オーナー様が安心して制作を任せるためには事前に先述した3つのポイントは用意されることをおすすめしています。

コラム執筆者

ポエムストーリーズ 代表 水谷竜也

連絡先:080-7019-0314

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