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ホームページで成果を出すためのストーリーテリング
2019.08.11
以前、執筆したコラムで、 エンドユーザーから共感を生み、アクションを起こしてもらうためには、ホームページ制作や運用においてストーリーテリングは重要だという内容を執筆しましたが、実際にどのようにしてストーリーを描いていくべきか方法論の一部を本コラムで紹介していきます。
参照記事:【 ホームページ作成で効果的なストーリーテリングとは】
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ストーリーテリングをするための素材を整理する
① 誰のどのような課題や問題を解決できるか
インターネットで情報を探しているエンドユーザーの目的は、大小関わらず、自分の課題や問題を解決することです。もちろん、例外はありますが、ほぼすべてのエンドユーザーの目的はこれに集約されます。提供しているサービスや商品がどのように課題や問題を解決していくかエンドユーザーに分かりやすくストーリーにすることで、エンドユーザーが自然に自分に置き換えて想像してくれやすくなります。ごくごく一部のエンドユーザーでも構いません。
課題や問題を解決できるサービスや商品であれば十分に社会的価値がありますので、信頼度が向上し、強い共感を生むことができます。
例えば、ある町のパン屋さんのストーリーテリングとして
【 小麦粉アレルギーを持つ自身のお子さんは、保育園で出されている給食がパンの日はいつもお友達と違うメニューを食べていました。ですが、本当はお友達と一緒にパンを食べたいと思っています。また、パン職人であるお父さんもどうにかして、自分の子供にも美味しいパンを食べさせてあげたいと思っていました。そして、小麦粉を使わず、米粉でも美味しいパンを作れることが分かり、お子さんに振る舞いました。その後、お子さんと同じように小麦粉アレルギーを持つ子供に向けて、様々な試行錯誤を重ねて商品化を実現いたしました。 】
いかがでしょうか?
単純に、「米粉で作っているパンなので小麦粉アレルギーのお子様でも安心して美味しく食べられます」と打ちだすよりは、簡易的なストーリーではありますが、上記のようにストーリーテリングをすることで、エンドユーザーから共感が生まれ、印象に残るようなコンテンツとなります。
② 事業を立ち上げるまでの経緯
元々、どんな熱い想いを持って事業を立ち上げたかを描くことで、会社という無機質なものから、人間味が感じられ、エンドユーザーがより身近に感じてくれるようになります。創業から数年経過している場合には、成功のストーリーの中にどのような苦労や困難があったかを描くことで、エンドユーザーの感情を動かすことができます。
③ 会社や事業のビジョンはどのようなものか
自社のサービスや商品を供給することにより、どこの市場にどのようなインパクトを与えてより良くしていきたいか、事業を立ち上げる時には、必ずあると思います。それは、グーグルやアップル、アマゾンのように世界の市場を相手にしていなくても、このエリアのこのような課題や問題を抱えている人たちといったミクロな視点でも構いません。
どのような世の中にしていきたいか、ストーリーテリングをすることで、ビジョンに共感してもらえるエンドユーザーからは強い共感を生むこととなります。そして、その会社のファン化に繋げられます。
エンドユーザーの疑似体験を創る
これまでに述べてきたことに加えて、ビジョンを見せてエンドユーザーに疑似体験させることで、行動に移してもらえやすくなります。
例えば、パーソナルトレーニングジムでは、ボディメイクして、ダイエットを目的に入会する人も多く、これまで自分で食事メニューやトレーニングメニューをプランニングしても効果が見られなかった人がほとんどでプロのアドバイスを求めていると思います。
ただ単純に
「3ヶ月で、−10キロのダイエットを実現できるトレーニングを提供しています!」
と銘打っても、トレーニングで効果が出そうだということは十分に伝わるとは思いますが、感情を突き動かされることは少ないでしょう。
では
「1日1時間のトレーニングで、3か月後にはファッション誌の表紙を飾るモデルのようなボディが手に入ります!」
これは、以前私がホームページ制作に携わったパーソナルトレーナーさんで使用したフレーズです。トップページにこのフレーズを使ったことで、予約数は以前と比べて大幅に増加しました。
エンドユーザーに対してより具体的なビジョンを見せて訴求することはとても大切で、エンドユーザーはそのサービスや商品が欲しいわけでなく、それらを購入した後、自分ができる体験に対して、エンドユーザーはお金を払っています。
ホームページ制作や運用においてストーリーテリングの重要さをこれからも記事にしていきますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
コラム執筆者
ポエムストーリーズ 代表 水谷竜也
連絡先:080-7019-0314
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