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個人事業主がホームページ制作会社に依頼する前に考えること

ホームページ制作会社の選び方

2019.11.22

ホームページの新規作成やリニューアルを検討するタイミングでは「自分で作る」「他者に依頼する」といった2つの選択肢があります。または自分で途中まで作って他者に引き継いで制作を進めるといったケースも稀にありますが、今回は個人事業主がホームページ制作を業者に依頼する前に考えておくべきポイントを紹介していきます。

参考コラム:他社が語らない正しいホームページ制作会社の選び方4選

参考コラム:【ホームページ制作担当者の本音を告白】ホームページ作成依頼時の注意点!其の1

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怪しいホームページ制作会社の特徴

現在ホームページ制作会社は無数にあり、企業からフリーランスまで事業形態も様々です。また、業務領域や価格帯も幅があり、相場価格はあってないような時代に突入しました。

そして、怪しいホームページ会社も無数にあります(笑)

ホームページでは魅力的なメッセージを訴求していますが、実際に依頼して制作を進めると「話していたことと違う」といったケースが多々あり、私のところにも相談が寄せられることもあります。

業者選びに失敗しないために私の経験から怪しいホームページ会社の傾向を紹介していきます。

自社ホームページに料金プランが明確に掲載されていない

料金プランについては制作する範囲によってピンキリになるので、クライアントから要件をヒアリングしないと具体的な料金の提示が難しい場合もありますが、良心的な制作会社であれば目安や事例を用いて料金を掲載してくれているでしょう。

資金力がある企業向けの制作会社であれば料金プランを掲載していないこともありますが、個人事業主や零細企業のホームページ制作も請け負っている会社であれば、何かしからの形で料金プランを掲載するべきです。

自社ブログが定休日やイベントのお知らせのみになっている

ホームページ制作会社のブログ(定期的に情報発信しているコンテンツ)が定休日やイベント等のみになっている場合は注意が必要です。

ホームページ制作や運用に関するノウハウが乏しい可能性があります。

制作だけであればテンプレートにコンテンツをあてはめていくだけで形にはなりますので、それができる技術させあればホームページ制作会社と名乗ることができます。

本当に格安で名刺代わりに欲しい場合であれば問題ありませんが、競争に勝ち抜き成果につながるホームページを作りたい場合は注意が必要です。

正直なところ今の時代に全くノウハウを発信していないのは不自然に感じます。

自社ホームページにスタッフの顔写真を掲載していない

ホームページに顔を出すということはある意味で覚悟の表れだと考えています。事情があって掲載することが難しい場合もありますが、ホームページの依頼を検討されているユーザーに安心感を与えるためには顔が分かるコンテンツはとても重要です。

具体的な提案が無いまま制作に着手する

どのような戦略でホームページのコンテンツを作成していくか、具体的なプランを提示しないで契約を取って制作するケースは意外に多いです。

この場合、経験上その後も具体的な提案はされないまま、ディレクターがオーナー様にサービスや強み等を簡単にヒアリングしてテンプレートにそれを配置していくだけになってしまいます。

今後ホームページ制作会社に必要なこと

ホームページ制作業は供給過多になっています。その中でも勝ち残っている会社はお客様ファーストで自分たちの仕事に誇りと強いこだわりを持ってサービスを提供しています。

そして、今後はホームページ制作会社に求められることも多くなり、下記ではホームページ制作会社に必要なことを挙げていきます。

下記の要素を兼ね備えている制作会社であれば安心して制作を依頼することができると考えています。

ビジネスモデルを理解する力

ホームページ集客を成功に導くためにはクライアントが展開している事業のビジネスモデルを正しく理解して、そのうえでターゲットに訴求できるようなコンテンツを作成する必要があります。

また、ケースによってはビジネスモデルから提案を求められることもあります。特に創業間もないクライアントのホームページ制作を請け負うケースではビジネスモデルがしっかりと構築されていないこともありますので、ビジネスモデルから提案ができるような制作会社であれば安心して依頼することができるでしょう。

市場の変化に敏感で察知することができる力

クラアイントのホームページを運営していく中でWEB業界の動向やクライアントの業界の動向は必ず変化します。消費者のニーズや業界全体のトレンド等、様々な要素が変遷していくことで以前作成したホームページは機能しなくなり、集客力が低下します。いち早く市場の変化をキャッチアップしてクライアントと共有してホームページのコンテンツにスピーディー反映していくことができる力が求められます。

ホームページ制作時にはこの力を持っているかどうか判断することは難しいですが、もし運用も委託するようであれば、市場の変化に敏感で察知することができる力が無い場合はすぐに契約を打ち切ることをおすすめします。

課題を的確に捉える力

ホームページ運営ではどこにどのような課題があるのか?的確に原因を突き止める力が求められます。

例えばサイト全体の流入数は一定数獲得しているものの来店数やお問い合わせ数に伸び悩んでいるケースではいかがでしょうか?

まずサイトの状況としては

・サイトは上位表示されているのでキーワードとコンテンツの一致率は認められている

・ページタイトルは問題なさそうである

そして、考えられる課題は

・ターゲットユーザーにずれがある

・競合と比較した時にメリットや魅力がイマイチ訴求できていない

・コンバージョンに近いキーワードでは上位表示されていない

Etc,,,いくつか課題が想定できます。

今後ホームページ制作会社にはピックアップした課題の中でどれが一番成果に影響するものなのか、根拠をもとに提案できる力が必要で当たり前に兼ね備えていることが求められます。

課題を的確に捉える力は契約前にも確認することができますので、ホームページ制作・運用を失敗しないためにも制作会社に現状の課題をピックアップしてもらい、それを挙げた根拠と改善策について聞いてみると力量が分かります。

ホームページ制作を依頼する前に個人業主が考えること

自社が提供できる価値とは何か?掘り下げて考える

ホームページで成果を出すためだけでなく、継続して事業を推進していくためには自社がどのような課題をどのように解決できるのか?どのようなことが価値なのか?掘り下げて考えて可視化する必要があります。

もし、ホームページ制作に予算をあまり割くことができない場合、制作会社はクライアントから言われた通り強みやセールスポイントをコンテンツとして配置していきます。

そのため、自分が強みだと思っていること、提供できる価値だと思っていることは競合他社も同じように訴求している場合にでも指摘されることはないでしょう。

このような形でホームページ制作を進めた場合、ほとんどの場合で満足な成果を得ることはできません。

ホームページ運用をどのように進めていくか考える

ホームページ制作が完了した後はどのように運用していくかが成果を左右します。

自分で運用をするか、業者に依頼するか、運用体制を考えていく必要があります。おそらく制作会社からは運用もサポートをしますと言われると思いますが、蓋を開けてみるとクライアントからの質問に応対するだけで、制作会社からは具体的なプランや施策を提示されることがないといったことも多々あります。

制作会社を選ぶ段階でしっかり運用も行っているかどうか確認して、制作費と毎月の運用費の予算も確保してくことをおすすめします。

どのようなホームページ制作会社が自社にマッチしているかを考える

法人から個人、フリーランスまで様々な事業者がホームページ制作を提案していますので、それぞれの事業者がどのように制作を進めて、その後運用をしてくれるのか、実際に担当者と話して信頼できるパートナーとして機能してくれるかどうか考える必要があります。

地域密着で営業していて月に1回訪問してくれる事業者や制作後は電話サポートのみを受け付けている事業者等、様々です。

契約して制作に着手したら基本的には後戻りができませんので、契約前にゆっくり考える必要があると考えています。

まとめ

ホームページ制作は経営コンサルティングに近い業務だと考えています。

新規集客部門の役割を担うパートナーとなりますので、本当にクライアントの事業発展を考えている制作会社でないと、ホームページから継続して成果を出すことは難しいです。

また、ホームページ制作費が高いからといってサービスが充実しているとは限りません。単に組織が大きく人件費がかかっているだけというケースも少なくないです。

契約前の提案で制作担当者の覚悟や熱意は十分汲み取ることはできますので、業者選びを急がずに自社の新規集客部門として丸ごと雇用したいと思える担当者かどうか判断してください。

ホームページ集客の成功は単に経験や技術だけではありません。

コラム執筆者

ポエムストーリーズ 代表 水谷竜也

連絡先:080-7019-0314

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