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個人事業主がホームページ制作で失敗する理由
2019.12.31
最近は、WEBを活用したプロモーションが一般的になってきたことから、「以前、ホームページを制作して全く反響が無かった」や「制作だけで運用は丸投げされて何をしていいか分からない」等、ホームページ制作を失敗したと感じている個人事業主のオーナー様も非常に多いです。
ホームページ制作を請け負う事業者も増えている中で、本当にクライアントのことを考えて、目標を共有して成果を見据えて制作している事業者は少ないと考えています。
そのため、ホームページ制作に失敗してしまう個人事業主も少なくありません。
本コラムでは、ホームページ制作を失敗してしまう理由とその対策について解説します。
[toc]フリーランスの増加により制作単価が下がっている
現在はフリーランスに増加に伴って、今までの相場価格と比べて大幅に安くホームページを作成できるようになりました。
そのため、できる限り予算を抑えてホームページを作成したいオーナー様は手軽に依頼できるようなりましたが、その反面、品質にムラがあり期待値を大きく下回ることも多々あります。
実際に私も過去にクライアントの予算に合わせてクラウドソーシングサービスを利用したことがありますが、やはり相場価格を下回る価格で依頼した時には期待値を大きく下回るような品質で制作物を納品されことがございます。そのため、現在は完全に制作や運用を内製化して品質を担保しています。
クラウドソーシングサービスが悪いわけではございませんが、一定の予算を確保して発注単価に気をつけることがポイントとなります。
制作会社の実績だけでは品質は分からない
デザインが綺麗でスマホ対応もしっかりしているホームページだけであれば、どこの制作会社も横並びの状況です。そのため、制作会社のホームページに掲載されているような実績だけでは、本当に成果に繋がるホームページを制作できるかは分かりません。
ポイントは制作後の運用も見据えたホームページを制作できることです。
多くの会社はクライアントとの契約もあり、具体的な運用レポートをサイトで紹介することは難しいです。そのため、実際に制作したホームページをどのように運用して成果を出しているかが不透明です。
また、そもそも制作後に運用までしてくれる制作会社やフリーランスは少ないです。もちろん運用をサポートしている会社もありますが、高額になる傾向があるため、創業間もない個人事業のオーナー様に大きな負担となる傾向があります。
個人事業主がホームページ制作で失敗する理由
ここまで制作会社やフリーランスにホームページ制作を依頼するにあたって、私の体験をもとに紹介してまいりましたが、具体的に個人事業主がホームページ制作で失敗する理由
について紹介します。
金額を重視し過ぎた発注
最近では金額にウエイトを置き過ぎたことによる失敗で相談に来られる方が非常に多くなっています。
特にホームページ制作丸ごと10万円かからず依頼を請け負っている制作会社やフリーランスに依頼してイメージ通りのデザインに仕上がらなかったことや制作後のフォローが無く、運用方法が分からず放置したままになっていることが多いです。
制作実績の綺麗なデザインで判断した発注
「綺麗・カッコイイ・カワイイ」といったデザインであれば、反響が出ると判断して発注したケースでの失敗事例も私の事務所へ多数寄せられています。
実際、「綺麗・カッコイイ・カワイイ」といったデザインは反響が出ているケースも多いため、非常に判断が難しいです。また、本当に反響が出るかどうかはリリースしてみないと分からないという側面もあります。
そのため、制作実績を紹介されてイメージに合ったデザインが見つかれば安心できると思い発注してしまうのも分かります。
しかし、現在はほとんどの競合他社も「綺麗・カッコイイ・カワイイ」デザインのホームページを持っています。
制作のみ請け負う会社への依頼
前述のとおり、「綺麗・カッコイイ・カワイイ」といったデザインだけでは成果を出し続けることは難しいでしょう。よっぽど競合がいないビジネスでなければ競合に埋もれてしまう可能性が高いです。
制作会社に制作を依頼→運用は別の会社に依頼という計画で進めているのであれば問題ありませんが、制作会社から納品された後、運用を予定していない場合は制作コストが無駄になってしまいます。
通常、制作を依頼した会社に運用も依頼すれば、コストを抑えられることが多いです。
日々、データをモニタリングしながらPDCAを回し続けるには時間と労力がかかり、本業に支障を来たしてしまうリスクがあります。
ホームページ制作を成功に導くための対策
これまで失敗してしまう原因を紹介してきましたが、ではどのようにすればコストパフォーマンスが高いホームページを制作できるか紹介します。
制作費30万円 運用費用3万円/月を確保する
私の経験上、最低でも制作費30万円 運用費用3万円/月を確保できれば、中長期的に成果を出し続けられるホームページを運用できると考えています。
一時的なリスティング広告やその他広告費用も必要となるケースもありますが、基本的な上記の予算を確保することで、一定の品質は維持し続けられます。
場合によっては補助金等も活用するとよりコストの軽減にも繋げられます。
制作実績だけでなく運用プランも判断材料にする
ホームページ制作はあくまでもスタート地点に立っただけです。その後、どのようなプランのもとホームページを運用していくかで成果は大きく変わります。
契約前には必ず営業スタッフやディレクターに確認して、オーナー様の事業に合わせた運用プランを共に考えた上で、制作を始めることがとても重要なポイントです。
上記2点を抑えるだけでも結果は大きく変わります。
まとめ
ホームページ制作事業者は供給過多の時代です。そのため、これからホームページ制作を依頼する側からすると依頼先の選定は非常に困難です。また、明確な判断基準がないことも実情です。実際のところ、制作して運用してみないと分からないのが事実ではありますが、少なくても制作だけでなく、運用プランまでしっかりと立案してくれる事業者は安心できると考えています。
コラム執筆者
ポエムストーリーズ 代表 水谷竜也
連絡先:080-7019-0314
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