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ホームページ集客の成功は企画力が大きく左右する

WEB×マーケティング

2019.11.20

ホームページの活用は事業展開する中でとても大きな役割を持ちます。本業で忙しいオーナー様がリソースを割いて、ホームページ集客を成功に導くためには、効率的かつ効果的な施策を打たなければ時間の浪費につながってしまいます。

もちろん、失敗から学ぶことも多いので、全てが無駄だとは思っていませんが、できる限り成功に近道ができる方法でホームページを運用していただけるよう、私が今まで色々な失敗も繰り返しながら、蓄積してきたノウハウを紹介していきます。

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企画力が必要になる本当の理由

本コラムのタイトルにもありますが、企画力は今後ホームページを運営していく中で、必要なノウハウになります。そして、大きな企画から小さな企画まで、ホームページ運営では常に立案していくことが求められます。

下記に企画力が必要となる理由をピックアップして解説していきます。

理由①ターゲットに訴求できるコンテンツを配置できる

ホームページを新しく作成する時やリニューアルをする時には、必ずどのようなコンテンツを配置していくか考えていきます。そして、ただ単に現在提供できるサービスラインナップや価格、セールスポイント等をコンテンツとして配置しても効果が出る可能性は非常に低いです。

仮に私がパーソナルトレーニングを行っているトレーニングジムのホームページを企画する時にオーナー様やスタッフさんから「顧客に合わせてプログラムを作成しています」や「○○のノウハウを活用してトレーニングを行っています」、「食事のメニューを作っています」等といったセールスポイントを伝えられたとしてもさらに掘り下げてからコンテンツを企画します。

例えば

「顧客に合わせてプログラムを作成しています」

→これをセールスポイントだと考えている理由や実際に喜んでもらえている理由は何か?どのような課題を持っている人に好評か?等、これを強みとして打ち出すべきかどうか顧客や競合他社の状況も考慮して、独自性や便益性等を考えていきます。

理由②ホームページ運営の道標ができる

やみくもに何となくこのキーワードのボリュームが多いからそれについてコンテンツを作ろうと進めていても、行き当たりばったりになってしまい、効率的なホームページ運営が難しくなります。

コンテンツを作るにあたっては小さな企画を立ててから進めると効果が見られなかった時にでも次の対策を円滑に講じることができます。

理由③同じ失敗を繰り返さなくて済む

コンテンツの更新には失敗はつきものです。私もかなりの失敗を経て知識やノウハウを蓄積してきました。基本的な企画立案では内容をまとめた物をドキュメントに残すと思います。企画一つひとつどのような結果が得られたか記録に残していくことで、傾向が見られ、回数を重ねていくうちに企画力が向上します。

そして、企画力が向上することによって、同じ失敗を繰り返さずに効果的な施策を講じられるとノウハウや勘が身につけられます。

理由④コンテンツの最適化ができる

企画力が向上することで、得たい効果から逆算してコンテンツ作成ができるようになります。

例えば、カスタマージャーニーマップの分析によって、新たに顧客のニーズを見つけた場合に、そのニーズを合わせてどのようなコンテンツをすれば最適化できるかが分かるようになります。

失敗してしまった企画プロセスと改善したこと

失敗①キーワードにこだわり過ぎた企画案

「SEO対策=対策キーワードに合わせたコンテンツ作成」といったことは、様々なSEOに関する記事で執筆されています。どれだけ自然に記事の中に対策キーワードを散りばめてコンテンツを作成できるかがポイントだと考えすぎたあまり徐々にユーザーファーストの視点から離れGoogleに寄り添ったコンテンツ作りをしていました。

もちろん、Googleのガイドラインに合わせてコンテンツを作成することは重要ではありますが、コンテンツそのものがユーザーの期待する「解」が書かれていないと本末転倒です。正直、対策したいキーワードに捉われ過ぎるとコンテンツの品質が低下する可能性も十分あります。

改善したこと①リアルなユーザーの声を反映した企画案

「キーワードプランナー」や「関連キーワード取得ツール」等といったツールは、あくまでも補助的なツールとして、実際にユーザーが欲しい「解」を反映したコンテンツ作成に集中しました。そうすることで自然と対策キーワードもコンテンツに入れられますので、ユーザーからもGoogleからも好まれるコンテンツができあがります。

失敗②顧客の体験を無視した企画案

エンドユーザーが自社のサービスを利用するまでのプロセスを無視して今までの経験や想像で立案した企画を立ててコンテンツを作成していましたので、実際のユーザーとはかい離した企画案となっていました。

ユーザーがどのように自社を知って、その後どのような行動を取ってサービス利用からリピーターに至るのかを全く調査することなく、コンテンツを作成していましたので、訴求力に乏しいメッセージとなり、対策キーワードを盛り込んでいても上位表示されず、また、アクセスされてもコンバージョンが低いコンテンツとなっていました。

改善したこと②カスタマージャーニーマップを用いた企画案

エンドユーザーがどのような動きを可視化するためには、カスタマージャーニーマップの作成が有効です。ただ、気を付けたいポイントは、会議室にこもって担当者の想像だけで作成したカスタマージャーニーマップは全く機能しませんので、実在するペルソナを分析して、カスタマージャーニーマップに落とし込むことで、どのようなコンテンツが必要になるのか、どのような集客経路が効果的なのか、成果につながるようなヒントを掴み取ることができます。

企画力は課題を明確化できる

企画力を磨くことで課題を明確に捉えることができます。現状のホームページ運営における課題を正しく導き出すためにはツールで計測された数字をそのまま読み取るだけでは実現することは非常に難しいです。

企画力の中でも大事な要素として調査があります。デジタルのデータをもとにアナログな調査方法も併せて仮説を立てて問題がありそうな箇所をピックアップします。

例えば、サービス紹介ページの離脱率が他のページと比較して高いというデジタルなデータを確認したとします。

この場合、まずはこれを課題と捉えるかどうか判断する必要があります。サービス紹介ページの離脱率を下げることでサイト全体を最適化できるかどうか考える必要があります。エンドユーザーがサービス紹介ページで最後に見て問い合わせや来店している場合はこのページを改善する必要はないでしょう。

しかし、サービス紹介ページを見てこのお店はあまり良くないと判断されてしまった場合はこのページを改善する必要があると考えられます。

このような場合でも企画力が向上することで、課題としてピックアップするべきかどうか、的確に判断できるようになります。課題としてピックアップしたことが全くサイトの成果に影響のない箇所であった場合は、さらに反響を下げてしまう可能性もあります。

まとめ

ホームページ集客では、WEBに関する知識だけではなく様々な分野での知識を用いて、企画立案→実行→検証→改善していく必要があります。特に時間をロスせず的確に問題をピックアップして改善策を講じていくためには、企画力が求められます。

コラム執筆者

ポエムストーリーズ 代表 水谷竜也

連絡先:080-7019-0314

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